電池交換をしても動かないのは分解掃除が必要ですか?

時計

電池交換をしても動かない

ときどきあるのですが、腕時計が止まって電池交換をしても動かないことがあります。これはすべての時計に当てはまることではありませんが、運が良ければまた動くようになります。

今の時計の回路は、初期のクオーツ時計の回路と違って、機械の内部が汚れたり油が切れたりすると通常では止まってしまうのを防ぐために、動きに力が余計にかかる部分になると、その時に5倍くらいの力を使って動かすように作られています。

この時回路の発信が1秒に1回ではなく2回の発信になります。この状態で動いていると約2年の電池寿命が半年くらいで電池が切れてしまいます。この発信のことをイーグル発信といいます。

クオーツソナーで調べてみると

これを調べるには、クオーツソナーという測定器を使って確認することができます。クオーツソナーを使わなくても、気をつけて秒針をよく見ると、針の動きが1秒を2回に分けて動いているので気が付きます。もっとも秒針が無い腕時計では確認することができません。



まだ動いている時計でも早く電池が切れてしまいますし、それがひどくなるとまったく動きません。そこでそれを何とか動くようにするのですが、もうひとつ必要なものが脱磁器というものです。これは本来腕時計のケースや機械、あるいは修理用のピンセットなどに磁気を帯びた時に磁気を抜く道具です。

やりかたは動かない腕時計を電池を入れた状態で脱磁器に近づけて、磁気の影響で強制的に時計の針を回します。すると動かなかった時計が動き出すことがあります。その時にクオーツソナーで確認すると通常の1秒に1回のパルスに戻っています。

それでもダメなら注油をしてみる

それで1分以上正常なパルスで動いていれば、時計は復活して動き続けます。しかし数秒に1回くらいいイーグル発信が起きる場合は残念ながら電池寿命は1年から1年半になってしまいます。それでも動かない時には、裏ブタ側から見える歯車の真に注油します。中にはこれで動き出す時計もあります。

ホームページを作るなら ロリポップレンタルサーバー

 

邪道と言われても動くのであれば

この方法は邪道ではありますが、お金をかけてまで分解掃除をしたくない場合には、特に機械に悪影響を与える訳ではないので試してみる価値はあります。実際に今まで数十個以上に試したところ、半数以上で正常に動くようになりました。

この作業もお金がかかるのでは?とご心配の方もいらっしゃると思いますが、長期間の保証が出来ないので、電池交換の料金だけで無料でおこなっています。特に安価な時計では、購入金額ほどの分解掃除の料金がかかってしまいますので、多くのお客様に喜んでいただきました。

とにかくクオーツ時計は、弱い力で動いているのでこのようなことがよくあります。機械式(ゼンマイ式)時計にはこのようなことはおこなえません。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました