
アナログ時計とデジタル時計の電池交換!
お得意様からの電話が、半年ぶりにありました。依頼内容は、以前具合が悪いかもしれないと言って電池交換した時計とデジタル時計の電池交換はできますか?ということでした。ヘルパーさんが代わりに持ってきました。
このお客様は、時計が好きで、コレクションされています。100個以上お持ちでほとんどがクオーツ時計(電池式)なので、電池が切れて止まった時計の電池交換の数がとても多いのです。
すぐにやって欲しいとのことでしたが、調べないといけないので、お預かりいたしました。まず最初は電池交換で直るだろうと思われるデジタル時計(カシオのGショック)の方から取り掛かることにしました。
カシオのGショックデジタル時計

カシオには珍しく通常は裏ブタが4本のネジでとまっているのですが、これは6本で止められていました。まず6本のネジを外して裏ブタを取ると、アラーム用の圧電素子のほかに円筒形の回路のようなものがついていました。長年電池交換をやっていますが、このような時計は初めてでした。
電池はリチウム電池が1個入っていました。取り外し方は通常のGショックと同じでした。機種によってはなかなかとりだせないものがあるのですが、この時計は楽な方でした。電池を新しいものと交換して回路をリセットして裏ブタのネジを取り付けました。
ところが6本のうち2本がネジ道がバカになっていて、ねじ込んでいくと締まっていくのですが、最後のところでとまらずに回ってしまうのです。しかし、4本はしっかりと止まっているのである程度の防水性能はありそうです。
Gショックの時刻合わせは難しいものが多くてよくカシオのサポートセンターに電話をして教えてもらうのですが、この機種は僕の知識だけで合わせられました。
回路は大丈夫なのか?
続いて問題の時計です。この時計はスクリューバック式なので、時計を固定する工具に取り付けて裏ブタをケースオープナーで左に回して緩めて取り外します。特に錆びていたり固く閉められていなかったので、スムーズに開けることができました。
時計は通常の回路の発信があって秒針は動いていたのですが、時刻がまったく合っていなかったのでまず電池を取り外して、電池電圧を測りました。テスターで測るのですが、腕時計の電池専用のテスターでないと電池の容量が減ってしまいます。
数値は1.56Vありました。電池はまだ大丈夫のようです。電池をもとに戻して、回路をリセットすると時計は動き始めました。何かの具合で回路が誤作動したのではないかな?と思いながら、裏ブタを閉めてバンドも取り付けました。
時刻合わせをして念のためしばらく様子を見ることにしました。以前ほかのお客様のセイコーのクオーツ時計を分解掃除をしてお渡ししたのですが、1か月くらいで止まってしまって、再修理となったのですがメーカー修理に出しても、やはり1か月くらいで止まってしまって再修理に出したところ、結局、回路の不良で直した当初はまったく問題がないのですが、1か月くらい経つと止まってしまうという極めて特殊な例で、回路の交換で問題は解決しました。
残念ながら回路不良でした!
今回の時計も問題は回路のようで、2時間ほどして見てみましたら残念なことに止まっていました。機械自体はセイコーのものですが、メーカーがセイコーではないので修理することが出来ません。
回路の交換で直るのですが、この機械は回路だけ仕入れることは出来ないので修理をするには時計を購入したお店に依頼しないと、メーカー修理ができないのです。
今回も少しの時間だけ動くという回路の故障で、歯車部分の不具合がなくても修理ができないという特殊な例でした。


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