人生初脳梗塞で入院
令和7年4月7日に病院に行きまして、CTスキャン・MRIの検査を受けて脳梗塞であるという検査結果がでましたので即入院ということになりました。MRI検査の結果大脳・小脳・脳幹にそれぞれ梗塞がありました。
自覚症状としましては、頭のふらつき・バランス感覚の欠如による転倒等があり訪問介護の先生に訴えてはいたのですが、なかなか病院での検査を受けさせてくれなかった為に2週間ほど遅くなってしまいました。
入院してわかったことですが、もう少し遅れていたら全身麻痺か死亡してしまったかもしれないという状態でした。
入院して2週間くらいは、血液検査や点滴や投薬による治療でした。
ようやくリハビリが始まりました

その後症状が落ち着いてから、リハビリを行うことになりました。最初のうちは車いすでの移動でした。バランスがとれないので歩くことが出来ませんでした。何回かの血液検査や心臓のエコー検査・鎖骨を通っている動脈のエコー検査を行って一応の検査が終わりました。
エコー検査はとても時間がかかり2時間くらいでした。
症状が落ち着いてから、いよいよリハビリが始まりました。先ず始めは手足のバランスのとり方から始めました。それと筋肉を鍛えることでした。これは退院するまで行いました。
とにかく自分の思う通りに体が動かないので、もどかしさでいっぱいでした。
リハビリは毎日のように同じことを繰り返すので精神的に辛かったです。リハビリには3種類あります。手を主にするものOTと足を主にするものPTと言語のリハビリSTで3つです。特に言語のリハビリをするSTさんは人数が少なくて一人で20名以上の患者さんを受け持つそうです。
言語のリハビリは、認知機能を調べたり舌の運動や舌の筋力を測定して食事をする時に影響がないかを調べるのです。舌の筋力を調べるのには舌と上顎でビニールの風船を挟んで強く潰すのです。
思いっきり力を入れるので舌が攣るのではないかと思うぐらい必死にやりました。検査の結果幸いにも規定以上の力があったのでそれに関してはリハビリをすることはありませんでした。もし力が規定よりも足りなければ舌のリハビリをすることになります。
食事も柔らかい食事から普通の食事になりました。入院後2週間位は柔らかい食事でした。一番辛かったのは、味付けが薄いことでした。私の場合、血圧は正常でしたので塩味等の制限はなかったのですが味付けは皆さんと同じでした。それで看護師さんに頼んで売店で塩味のスナック菓子を買ってもらいました。
初めのうちは何が何だかわからないうちにあっという間に日にちが過ぎていましたが、少しづつ気持ちが落ち着いてきたところ今度は入院がいつまで続くのか不安になってきました。
リハビリの人に聞くと、脳梗塞の場合は最大6か月まで入院が出来るそうで私の場合は何日かはわかりません。
とにかく頭はしっかりしているのに体が思い通りに動かないのがもどかしくて辛い毎日でした。でも少しづつリハビリの効果もあってバランス感覚も入院時より良くなってきました。
入院して1か月後、今度はリハビリ病棟に移りました。これからは治療ではなくリハビリです。毎日2時間の体のリハビリと言語のリハビリが1時間です。
このころが一番辛い毎日でした。退院の目途が全く分からないままきついリハビリで一体いつになったら退院できるのだろうかと思う日々でした。体はもう全身筋肉痛で湿布薬では間に合いません。看護師さんに相談すると痛み止めの薬を処方してくれました。
このころからベットに座っていても腰が痛くてたまらない日が続きました。車いすからサークルに変わって少し自由に動けるようになりました。「早く退院したい」そんな気持ちで1日1日が過ぎていきました。
リハビリの一つとしてリハビリ用の堅いベッドに四つん這いになって、右手左足を伸ばして四つん這いの体制を崩さないように10秒我慢する。次は左手右足を伸ばして10秒我慢する。それを2セットか3セットやって一つ終了。次は仰向けになって両膝を揃えて立てて右手で左足の膝にタッチする。それを10回、次は左手で右足の膝にタッチする同じく10回、仰向けで両膝を立てた状態でおしりを持ち上げる。これを10回これを休みなしで続けてやると結構キツイです。
手のリハビリは日によって違いますが、細い鉄の棒を斜めに立てた穴の開いている鉄の板に左手で一本づつ刺して20本位続けて一本づつ棒を掴んで穴に刺すのですが、私の場合は左手が悪いので左手のみで行います。
それとバランステストではリハビリ用の平行棒で目をつぶって片足づつ持ち上げて棒に手を付けないように我慢するのですが、バランス感覚が悪いのですぐに手をついてしまうとまた始めからやり直しで結構疲れます。歩くリハビリでは転ばないように脇に立ってくれて杖なしで廊下を歩くのですが向こう側から同じように歩いてくる人を避けながらあるくのですが最初のうちは歩くだけでやっとなので立ち止まってすれ違うようにしていました。
リハビリにもテストがあってそれに合格しないと次の段階のリハビリを受けられないのです。これは体も言語も両方です。
体の方は病院外を歩くのが一応の卒業テストのようでした。リハビリの人と2人で約1キロ歩くのですが、途中公園のベンチで一休みすることは許されました。なんとか無事に合格しました。
気になる病院内ですが、同じようなところが多くて一人では迷ってしまいそうです。リハビリの一環として売店へ連れて行ってもらいましたが、病院内はまるで迷路のようで一人では行くことができませんでした。
脳梗塞の症状は人によってさまざまですが、他人のことはわからないので自分の体験談ということになります。
リハビリ室であたりを見渡すと私よりも若い人やかなりのお年寄りもいらっしゃいました。一番年上の人は95歳の女性でした。その方も頑張ってリハビリをしているので私も頑張らなくてはと思いました。
男性で巨漢の人でかなり重度の後遺症がある人が医師に抱きかかえられるようにして歩く訓練をしていたのは印象的でした。皆さん頑張っているのだなと思い自分を励ましてもいました。
脳梗塞その後
言語のリハビリは認知機能のリハビリを兼ねていて小学校のIQテストのようなもので木で出来ている柄つきのサイコロのようなものを図のように並べるというもので、4個・8個・16個と数が増えてゆき制限時間があって2回以上時間超過をすると先に進めないというもので何とか最後まで進むことができました。
それとトランプの神経衰弱。これをリハビリの先生と2人でやるのですが私は幼いころから苦手で上手く覚えられないので大敗しました。その次のオセロゲームは何とか勝つことができました。
最終テストは、舌と上顎でビニールの風船を挟むのがありまして、規定以上の力がないと駄目ということで、前回のテストよりも厳しくなっていました。
あとは毎日のように間違いテストを宿題として出されて、長いリハビリの待ち時間を潰すことが出来ました。リハビリは普通3時間だったのですが午前9時から午後5時までなので午前11時にリハビリの場合は2時間待ち次が午後4時の場合は実に4時間待つこともあるのです。
長いリハビリ期間で嬉しかったことは、見守りから自立になることで最初にトイレが自立になったことでした。順を追って移動も自立になって売店も一人で行けるようになり最後はシャワーも自立になりました。
トイレやシャワーは看護師さんは慣れていても患者としては見られてしまうことは羞恥心もありやはり嫌なことでした。
毎日毎日リハビリだけの入院生活で、面会も家族以外は面会禁止で差し入れもダメだったので家族がいない私は孤独感もあり寂しいものでした。最初入院した内科病棟では面会が許されていましたが回復期リハビリ病棟では友人と会うことも出来ませんでした。
なんと言っても辛かったのは、入院が2か月を過ぎても退院の目途が全くつかなかったのでイラつく毎日でした。でも主治医や看護師やリハビリの方達が認めてくれないと退院が決まらないので気長に待つしかありませんでした。
2か月と2週間が過ぎた頃、ついに退院についての話し合いの場が設けられていよいよという感じがしてきました。実は少し問題があるのです。訪問診療の先生が余りにもひどかったのでもう今までの先生には診てもらいたくなくて別の先生に替えてもらいたくて相談してありました。
新しい先生が決まるまで退院が出来ないので区内の診療所を探す必要があったのです。その為に退院が2週間伸びてしまいました。リハビリは退院が決まっても相変わらず厳しくて筋肉痛の毎日で痛み止めの薬も毎日飲んでいました。
看護師さんも親身になって話を聞いてくれて随分と気が楽になりました。大型連休前に退院しないとまた1週間位退院が先になってしまうので出来るだけ早くとケアマネさん達に無理を言ってしまいました。
3日ほどたってケアマネさんからの連絡があって退院日が決まりました。10日後だそうです。長かった入院生活もあとわずかです。
しかし退院するまでは今までと同じようにリハビリが待っています。今の楽しみは売店でジュースを買って飲むことくらいです。味が薄いと文句を言っていた病院食ですが毎日3食頂いていたので(しかも完食)入院する前と比べて2キロほど体重が増えてしまいました。
脳梗塞の治療が終わり退院して
天涯孤独の身で帰宅しても誰もいないのですが、やはり我が家は良いものです。治療が終わったのであとは以前のように生活ができるような気になっていたのですが、残念ながら入院中と同じでした。リハビリが終わったので筋肉痛はなくなりましたが、それを除けば変わりはありません。
左手の痺れと右手のわずかな痺れは退院1か月を過ぎても治りません。歩く時の頭がフワフワする感覚もいつになっても変化なしです。先日薬剤師さんに尋ねたところ個人差があって人によっては半年・一年の間隔でおさまってくるのではないかというはなしでした。
脳梗塞と言う病気は、人によっては半身不随等重い症状の人も多いのであまり楽観的にならないように、そしてゆっくりと少しづつ良くなってくると思ってあせらずに病気と付き合っていこうと思いました。
不自由ながらも一応仕事は出来るので良しとしなければいけませんね。贅沢は言わずにこの状態を維持していかなければと思います。
以上が私の脳梗塞での入院生活でしたが、リハビリ等のことなどが読者の皆さんのお役に少しでも役経てばと思い記事にさせて頂きました。

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