
カシオのGショックのバンドを直してください
本日のお客様は、電話でカシオのGショックのバンドの調整をしてもらえますか?というご依頼でしたので、出来ますとお答えしたところすぐにご来店くださいました。
見ると息子さんがご自分で調整しようとしてやったところ、部品を無くしてどうにもならなくなって、持って来られたとのことでした。
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早速拝見すると、バンドの駒が2個外れていて、部品が無くなっていました。やっかいなのはカシオの場合、部品を供給していないために仕入れることができないので手持ちの部品で何とか直さなければなりません。
修理用の部品をさがす
先ずバンドの駒が外れていない状態の所の駒を外してどのような止め方になっているのか確認をしました。残念ながらピンとパイプで止めてありました。これでは通常は直すことができません。一応お客様には事情をご説明して、別の方法で直すしかないので承知していただきました。
それから割ピン式のバンドの修理用の部品を使って、直そうと思いバンドを止める穴の大きさを見るとかなり細いので、手持ちの在庫は1.2・1.0・0.9・0.8ミリと4種類の太さで長さも4ミリから29ミリと揃っているので、駒の幅を測ると18ミリだったので長さ17ミリの割ピンを取り出しました。
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先ほど外した駒を取り付けて、駒単体になっているものの横に開いている所に一番細い0.8ミリの割ピンを通すとちょうど良いくらいに入ったのでそれを必要な数3本を用意して駒と駒を合わせて通して様子をみると問題なさそうでした。
割ピンで代用しました

割ピンは頭の所を小さく両方から曲げてあってそこで穴に固定するように作られているので、差し込む穴がちょうど良ければ上手く止められるのです。もちろん駒の穴を削っている訳ではないので、純正の部品に戻すこともできます。
とりあえず1駒をバンド用万力にはさんで小づちでたたくと綺麗に止まりました。続けてもう1駒繋げて最後に輪になるように駒と駒を合わせて3本めの割ピンを取り付けました。最後の1本は三つ折れの部分が近いので0.9ミリのピンを使って小づちでたたいて綺麗に止めました。
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勿論ただ駒を取り付けただけではなく、腕に着けて使いやすいように12時側を6時側より少し長くなるように調整してあります。これで修理完了です。
最近はネットや百均ショップなどでバンド調整用の工具が安価で売られていますが、ご自分で調整するには難しいバンドもありますので、あくまで自己責任でお願いいたします。高価な時計の場合はかなりの損失になってしまいます。


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